MONOLOGUE

14.おやつの記憶

子供のころの楽しみと言えば毎日のおやつ。
母が買ってきたものが茶箪笥に入っているか、時には手作りのが冷蔵庫やテーブルでスタンバっていた。
お小遣いで好きなもの買う友達がいいなあと思うこともあるけど、蒸したてのプリンとかはもう、やったぁ〜!の気分。

小学生のある日、大雪が降ったので友達が集まり庭で「かまくら」作りに挑戦したことがあった。
おもちを揚げてアラレが山盛りできあがった。
そりゃ全員大歓声である。

子供にノーとは言わせない強くて怖い母。
サバサバして合理的、一刀両断のドライな母。
でも愛しているし、愛されている。
おやつの記憶がそう信じさせてくれている。


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