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創らなければ…

イベントの仕事をすると思うのは、
やらなければ出なかったごみの山のこと。

イベントのごみは産業廃棄物になります。
今もそうなのかしら、分類してもしなくても、
捨てる時は同じだそうです。
だけどこのご時世にごちゃごちゃのゴミ箱へ捨てるのは、
良識ある人ならきっと抵抗あるんじゃないでしょうか。

掃除会社さんによってアルミなど資源ごみは拾い出してくれています。
おじちゃんやおばちゃん達は汚れた容器をさらえ、トイレを磨き、
広大な会場をほうきで掃いてチリまできれいに片づけてくれます。

だけど大勢が集まって飲食もすれば、
出るゴミの量はそりゃすごいものです。
そして私たちが関わる時以外でも、
会場ではそれを毎週のように繰り返しているんですよね。

つくることは楽しい。
コピーにもそう書いていましたけど、
「創らなければ出なかったかもしれない「ごみ」について、
時々首をかしげたくなるのです。

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稀温

学生時代から衣装制作、販促企画などの活動を開始。流通と外食勤企業務を経て1991年よりフリー。
衣食住のコーディネート、撮影やスタイリングなどを経て、名古屋を中心に大小のイベントや店舗など「場をつくる」プロジェクトに関わる。
2016年より尾州のレトロビル「リテイル」で「アール・マテリアル・プロジェクト」を常設化する。

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稀温

Coordinator

名古屋モード学園ファッションビジネス学部卒。 在学中よりステージコスチュームや販促企画の活動を開始。 流通系企業でリサーチ、店舗・営業企画などに従事。 1991年よりフリーランスに。

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