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思っていることの半分くらいは口に出している。

マテリアルの片付けを手伝いがてら、友人と来てくれたヒカルちゃんの談。
私のトーク聞いて印象に残った言葉に、
「歯を喰いしばって。」を挙げてくれた。
なんのことかと言うと、
後輩とかに批評を求められて、キツいであろう内容の前に予告するセリフ。(笑
愛がない時はそんなホントのコトをわざわざ言ったりしない。
気づかないくていい。自分のお城で幸せに生きててほしい。

他人の勝手な感想を、吸収して糧に出来てしまう人は、
あまり「でも」とか「いや…」って返さない。
取り入れるかどうかは自分で決める。
そして消化して見せてくれる。

「先生」は「仕事」として望むので、
教室に居るすべての人を少しでも引き上げようと努力するが、
そうでないなら良くないものには関心ない。

独立する前の私に、師匠のひとりが教えてくれたこと。
「フリーの人と仕事するだろ?
着地点まで出来ていないのはもう論外として、
出来映えに満足できなければ、支払いしてありがとねーと手を振って、
もう二度と連絡しないだけだ。
またね、とは言わない。
部下じゃないんだから、叱ったり正したりはしない。」

長いことやってたら自分的に満足できてない件も、もちろんある。
私も誰かに名刺を破り捨てられたりしてるのかもしれないな〜。
キツいこと言ってくれた先輩たちに、あらためて感謝したい年末の追い込み。20120801_3149

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稀温

学生時代から衣装制作、販促企画などの活動を開始。流通と外食勤企業務を経て1991年よりフリー。
衣食住のコーディネート、撮影やスタイリングなどを経て、名古屋を中心に大小のイベントや店舗など「場をつくる」プロジェクトに関わる。
2016年より尾州のレトロビル「リテイル」で「アール・マテリアル・プロジェクト」を常設化する。

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稀温

Coordinator

名古屋モード学園ファッションビジネス学部卒。 在学中よりステージコスチュームや販促企画の活動を開始。 流通系企業でリサーチ、店舗・営業企画などに従事。 1991年よりフリーランスに。

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